2017年3月6日

歯と歯茎のナチュラル・ケア - 自分でプラークや歯石をとる方法


How to Get Rid of Plaque - Home Remedies for Plaque and Tartar <動画>

1. オイル・プリング

ココナッツオイル  ラウリン酸 lauric acidの抗炎症作用・抗菌作用
大さじ1のオイルを口に含む 15-20分。
吐き出してから、すすがずにブラッシング。
毎日、朝食前に行う。

2. 重曹

口腔内の酸を中和する作用。その結果、悪玉菌が減少。
歯を白く輝かせる。
しめらせた歯ブラシに少量つけてみがく。
重曹を過度に使うとエナメル質を傷つけるので注意。

バリエーション
a 塩を加える(塩 1:重曹2の割合)
b 過酸化水素水 hydrogen peroxide(オキシドール)を加えてペーストにする

3. グァバ

グァバの果実と葉は、抗プラーク作用があるといわれている。
葉っぱを噛む(口全体を通して)
毎日行うと歯にプラークが形成されるリスクが減る。

熟していない果実に塩をかけてゆっくり噛む。
1日1-2回、数日間行う。

4. アロエ (アロエベラ)

歯周病に有効。
抗菌作用がありプラークをつくるバクテリアを殺菌し、口臭をなくす。
アロエの肉を取り出して 、歯・歯と歯茎の境界につける(塗布)。
10分置いて、水ですすぎ落とす。1日2回。

 5. クローブ(丁字)

クローブの粒は歯痛の緩和に古くから用いられてきた。
口腔内の微生物(プラークや歯石をつくる細菌)にも有効。

小さじ1杯のクローブ粉にオリーブオイル少量を加え、歯につける。
数分置いて、ぬるま湯で口をすすぐ。
1日2回。

6. ホワイト・ビネガー

酢酸を含む。
酢酸はエナメル質の脱灰を防ぎ、 プラークの蓄積を防ぎ、抗菌作用もある。
塩を混ぜる(ビネガー小さじ2+塩小さじ 1/2+お湯1カップ)。
1日1−2回口をすすぐ。



 How To Remove Plaque Without Going To The Dentist <動画>

1. 重曹

2.アップルサイダー・ビネガー

3. ひまわりの種 大さじ4 + シナノキの花 大さじ4 linden flower +水1リットル

30分間弱火にかける。

 How To REMOVE PLAQUE & TARTAR From Teeth At Home Naturally StyleCraze

1. 胡麻
胡麻を噛み、口から出してから、乾いた歯ブラシでブラッシング。
スクラブ効果でプラークを取り除く。

2. 塩
塩を歯ブラシにつけて磨く。週2-3回。



1. レモン汁
コットンにレモン汁をつけて、歯石に塗布。
レモン汁に含まれる酸が、歯石の形成を抑える。




2017年3月2日

歯科の基本知識:骨代謝とビタミンD

骨代謝の動態 - 骨のリモデリング(骨吸収と骨形成)



骨吸収


・骨の表面の上皮細胞 lining cell に←副甲状腺ホルモン、プロスタグランジンが作用
・ lining cell に隙間が生じて前破骨細胞が侵入し、破骨細胞になって骨吸収を行う
・骨吸収促進因子:副甲状腺ホルモン、1,25-(OH)2D3 など
・骨吸抑制因子:カルシトニン

・破骨細胞が骨を溶解→骨中のカルシウム、コラーゲンが遊離
・くぼみ=吸収窩
・遊離したカルシウム、コラーゲンの大部分は破骨細胞が処理し、残りを単核細胞(単球)が処理

骨形成(への逆転)

・ 吸収窩に骨芽細胞が集まり骨形成を開始
・ 骨吸形成進因子:1,25-(OH)2D3 など多くの成長因子が知られている
・吸収窩が元通りに埋まると骨芽細胞は骨の表面でふたたび lining cellになる

マウス頭蓋の電顕像

・吸収窩→破骨細胞が骨を溶かす様子
・骨はカルシウムの貯蔵庫でもある
・血液中のカルシウムが不足すると骨を少しずつ溶かし血液に供給する

ビタミンDの生合成

1,25-(OH)2D3 はビタミンDの活性型

ビタミンD3
7-デヒドロコレストール(動物性)→(皮膚にUV)コレカルシフェロール(VD3)→活性型になる。
活性型は2基の-OH。水酸化は1位は腎臓で、25位は肝臓で行われる。

ビタミンD2
エルゴコレステロール(酵母, キノコ類)→(皮膚にUV)エルゴカルシフェロール(VD2)→活性型。

参考資料
香川靖雄 図説医科学 改訂4版 南山堂

ビタミンDの供給源になる食品

魚類:かつお(塩辛)、生のあん肝
肉・乳製品:どれも少ない
きのこ類:乾燥白きくらげ、乾燥きくらげ、干し椎茸
ビタミンDは、きくらげ (乾燥) 4 gで 17.4 μg摂取できる。

参考資料
国立健康・栄養研究所のサイトのビタミンの解説










歯科・歯性病感染症 Dental Infection

根尖病巣などの口腔慢性感染症は重篤な疾患の引き金となる:検証の歴史


Weston Price, ウェストン・プライス
・う蝕が原因の心臓病で息子が死亡
・う蝕が全身疾患に関与することを証明(うさぎの実験)し1923年に発表(書籍 “Dental Infection” vol.1 Oral and Systemic, vol.2 Degenerative disease)
・食生活などのライフスタイルと口腔の実態調査を1939年に発表(書籍“Nutrition and Physical Degeneration”)


Charles Mayo, チャールズ・メイヨー
・メイヨークリニック創設者
・口腔慢性感染症が全身疾患の引き金になっていることを多くの論文で発表

この当時、敗血症、心臓疾患などが歯性感染を一次病巣とする重篤な二次感染であることを多くの医師が報告している。

 Milton Rosenau ミルトン・ロスノー
・歯冠修復された小臼歯の歯根尖の膿瘍を感染源とする結腸粘膜大腸炎の患者(連鎖球菌)
・動物実験で粘膜大腸炎は歯性感染の二次疾患であることを証明
・他の感染症(腎炎、膀胱炎、胃潰瘍、関節炎、神経系疾患)においても同様の証明
・JAMAやJADAなどに報告

FRANK BILLINGS フランクリン・ビリング
・“Focal Infection” を1917年に発行、ロスノーとともに病巣感染の学問大系を確立
・扁桃、歯根尖の感染病変を摘出すると二次病変が消失することを証明
・心内膜炎
・関節リウマチ患者(70例)の発症要因が扁桃や歯周組織の連鎖球菌の感染
・動物実験で、細菌感染→根管充填→心弁膜の増殖性病変・心筋の退行性変化を認め病理学のジャーナルなどに発表

Martin Fisher マーチン・フィッシャー
・書籍 “Death and Dentistry ”を1904年に出版
・「歯科医師は歯を守ろうというスローガンで口腔感染症の本質を見失って、患者を死に追いやっている」と批判
・「根管充填に伴う隠れた副作用や駆逐されずに生存し続けた細菌が再発し、場合によっては致死的疾患を引き起こすことを十分に認識した歯科医はほとんどいなかった」と記載
・細菌性心内膜炎、慢性虫垂炎、出血性疾患、免疫破綻など
・歯性慢性感染症→細菌性心内膜炎、糸球体腎炎、関節炎、皮膚炎など
・「ほとんどの歯科医師は、歯が感染源となり他の臓器や組織に感染するという病巣感染説を信じており、感染源の抜歯により患者の内科的な問題が解消した経験をしていた」
・「口腔感染症を発端とした全身疾患や若年死」の症例

米国歯内療法学会HPでのコメント
 歯内療法の安全性についてのコメントであって、保存された抜髄歯根については触れていないようにも読める


ウェストン・プライスの書籍

歯科・根管治療(歯内療法)のリスク

Safe Alternatives to Root Canals

根管治療 root canal せずに抜歯するのが安全


歯髄のない死んだ歯は、歯根膜 periodontal ligament が細菌の温床となる。嫌気性菌。
根管内を清潔にしても、歯根の外側は治療できない。
象牙質 dentin に存在する象牙(質)細管 dental tubulesにも細菌が定着(感染?)。
歯根の細菌は、リンパ管に運ばれ血流に入る。
全身のあらゆる部位が感染するリスク。

Cure Cavities and Repair Tooth Decay Naturally - CURETOOTHDECAY.COM


13:22
・再石灰化 re-mineralization と 象牙質細管 dental tubules(顕微鏡写真)
・象牙質細管は歯液 dental fluid を豊富に含む
・内分泌腺が健康なときに歯液 transportは流動(循環)する
・健康なとき内分泌腺はホルモンのシグナルを出す
 下垂体 pituitary → 耳下腺 parotid →再石灰化または脱灰のシグナル。
 バクテリアは、再石灰化・脱灰には関与しない。(Ralph Sion による)
16:19
・なぜ人は歯を失うのか?
・ Weston Price, DDS(1870-1948)の研究
・AAD American Dental Association 誌で発表
・ 著書 Nutrition and Physidal Degeneration にまとめてある
・伝統的な食事(健康な歯) vs 現代化された食事(病的な歯)
 24:32
・違いは、ミネラルと脂溶性ビタミン A, D, E, K
以下、栄養素の効果的な摂り方を紹介

You'll Never Have a Root Canal After Watching This

・書籍 “The Toxic Tooth: How a Root Canal Could Be Making You Sick”
・上記書籍の著者の1人 Thomas E. Levy, MD, JD 
・根管治療後でも慢性的な感染歯牙が顎の骨の中に存在している
・嫌気性菌は毒素を産生
・毒素は噛むたびにリンパ系を介して血流に乗って全身に拡散
・根管治療は感染による痛みを取るんは有効な手段であるが、生理学的な視点からは壊滅的。病原菌を増殖させる。
・Dr. Huggins、Dr. Boyd Haley(ケンタッキー大)のスタディ
・ フィンランドのスタディもある 心臓発作例の血液で得られた細菌のDNAは根管や歯周病の細菌と関連性
・歯根には高濃度で病原体、毒素が存在


書籍 “The Toxic Tooth: How a Root Canal Could Be Making You Sick”
amazonの解説
・根管治療は科学的な欠陥を有し潜在的なリスクがある。危険な毒素、致死的な毒素を流している
・根管治療を受けた歯は、 無菌ではなく、身体全体に広がる病原菌を含み、心臓病、肺疾患、糖尿病、骨粗鬆症、癌を発症または悪化させる可能性がある
 ・肺動脈→冠動脈:高い圧
・心血管系の医師のは、冠動脈疾患は炎症性で疾患と認識。
・なぜ炎症をきたしたのかは問うていないが、100%根管または歯茎からきている。
 ・心臓発作、心疾患の原因は90%異常が歯科感染症。ほとんどが根管由来。