2016年5月21日

物理学の考え方

宇宙物理学者 ローレンス・クラウス  Lawrence Krauss
白熱教室

単純化して大雑把に捉える

<太陽>
・中心部のエネルギーた重力と均衡し球体を保っている
・圧力のエネルギー源は?
  1000万度
  核融合 毎秒数千億の水爆が爆発しているような状態
・ニュートリノ
  毎秒1000億個のニュートリノが人間の身体を通り抜けている
  昼間は上から、夜は地球をすり抜けて下から
  観測では、太陽からくるニュートリノが理論予測値の1/3しかなかった
      太陽から地球にくる間に性質が変わるため

<数>
・10の累乗にして、桁だけに注目(数のスケールである指数の部分が重要)
・すべての数を表す方程式 X= k ×10^n (n=1-10)
  ex. 3412=3.412 × 10^3
  10^6 = ミリオン 
  直感的に数の大きさを把握できる 
・フェルミ問題
  Q 100万秒を数えるのにかかる時間は?を近似値で計算する
  Q シカゴにピアノの調律師は何人いるか?
      人口、世帯数、世帯数
      調律師の仕事量(1台/日、1回/1年、100日/年 仕事する)

・シーザーの臨終の一息に吐いた息に含まれる原子のいくつかを毎回吸い込んでいる
   地球の大気の体積、1呼吸の量、大気に対する1呼吸の量
   水素1gに含まれる水素原子の数=6 × 10^23 (アボガドロ数)

<次元解析>
・単位or次元 :L 長さ T 時間 , M 質量 この3つだけ
・速さ=距離/時間という次元
・ばねについた重りの振動周期を表す公式
・3つの次元を1つにまとめる
   長さと時間を関係づける定数=光速:長さを表すことができる
   質量はプランク定数を使えば、時間で表すことができる
・陽子と同じくらいの質量の粒子が新しくみつかれば、その粒子の生存期間がわかる

陽子の質量は、10^-24秒
質量が陽子の3倍の新しい素粒子 寿命10^-21秒 :1000倍長生き

強い力の重要な特徴を明らかにしノーベル賞受賞