2017年8月29日

DNAとエピジェネティクス

DNAの構造

二重らせん構造 double helix: dsDNA、b-form DNA(A-form、Z-formもある)
相補的塩基対:プリン+ピリミジン:AT と GC(水素結合の数:ATは2、GTは3)
逆並行 antiparallel:2本鎖は反対方向の極性:5'→3'と3'→5')



いろいろな細胞の「つくられ方」

仲野徹
DNAのメチル化: 遺伝子発現しない
DNAの脱メチル化:遺伝子発現する
細胞の分化には転写因子・共役因子が必要


ヒストン修飾

クロモソーム>クロマチン>ヌクレオソーム>ヒストン

ヌクレオソームはDNAと塩基性タンパク質のヒストンからなる。
コア部分はヒストンで、H2A、H2B、H3、H4の4種類が8量体を形成。
ヒストンの周囲を146塩基対のDNAが約2回転弱巻いている。

ヒストンのアセチル化と脱アセチル化
HAT:ヒストンアセチル化酵素:巻いているDNAがほどけてクロマチンが露出。遺伝子発現しタンパク質がつくられる。

HDAC:ヒストン脱アセチル化酵素:ほどけたDNAが巻かれる。



クロマチンの構造

ヒストンに巻いたDNAを留めているのもヒストン。この5種類目のヒストンは、H1。
クロマトソーム:コアのヒストン+巻き付いたDNA+留めているヒストン


Multi Scale Modeling of Chromatin and Nucleosomes

理研


Epigenetics Overview

どんな修飾があるのか?を解説


エピジェネティクスの影響

エピゲノム:ゲノムにくっついている化学的タグ
一卵性双生児にも差が生じる